結婚に必要な資金を用意することができるローン
住宅を購入するための資金を借り入れるのが「住宅ローン」、車を購入するための資金を借り入れるのが「マイカーローン」というように、結婚に必要な資金を借り入れるための「ブライダルローン」が存在します。
ブライダルローンは大手都銀だけでなく地方銀行やネット銀行、消費者金融などの金融機関の多くがサービスとして提供しています。
銀行や金融機関の提供しているローンには自由にお金を借り入れることができる「カードローン」がありますが、それとは別に「ブライダルローン」を利用することで金利を低くし返済しやすい金額をまとめて借り入れることができます。
ですので既に特定の金融機関とカードローンの契約をしているという人も、ブライダルローンとして新たに融資を受けた方が返済がしやすくお得に利用が可能です。
しかし金利が低く借り入れ金額が高いブライダルローンは通常のキャッシングやカードローンよりも審査が厳しく、場合によっては申し込みをした金額そのままを借り入れることができないということもあります。
とはいえ住宅ローンなど他のローンと比較した場合ブライダルローンは審査基準がゆるいというふうに言われているので最初から諦めず申し込みをしてみることをおすすめします。
ブライダルローンの申し込み方法
ブライダルローンを申し込むときには、まず複数の金融機関のカタログから「ブライダルローン」として提供されている商品について調べます。
最初から「ブライダルローン」として募集をしていることもあれば、「多目的ローン」として目的は特に限定しないというローンで募集していることもあります。
一般的にブライダルローンとして募集している場合、融資金額はだいたい10~300万円くらいで借り入れをすることができるようになっており、利息は会社によりますが5%くらいからです。
返済期間は5~10年位と設定されているようで、借り入れをするときにどういった返済していくかの方法を定めて少しずつ返済をしていきます。
申し込みをするときには借り入れる金額を本当にブライダル関連費用に使用するかどうかを証明する必要があるので、先にブライダル企業や挙式場から見積書を提出してもらいそれを持ち込んで審査を依頼します。
なお借り入れ金を使用したい項目としては挙式場の利用料た引き出物などの購入資金の他、指輪の購入やハネムーン、新居の準備資金といったものも可能です。
ただしどこまでの範囲を認めるかは金融機関ごとに基準が異なるので申し込み前に融資係の人に詳しく話をきくようにしましょう。
審査に通らない人はどんな人?
比較的審査がゆるいとされているブライダルローンですが、申し込みをしても残念ながら審査が通らず融資を受けられないということもあります。
具体的にどういった人が審査に通りにくいかというと、まず過去5年以内に自己破産や債務整理といったことを受けている人や、過去5~10年の間に他のローンやクレジットカードの借り入れを数ヶ月滞納したことがある人が挙げられます。
基本的にローンの審査は過去の借り入れと返済の実績をもとに判断されるようになっているので、過去の履歴や現在の借金状況により返済が難しいと判断された場合には審査を通ることができません。