プロポーズをする前に知っておきたい指輪の知識
プロポーズをするときの必須アイテムといえば「エンゲージリング」です。
エンゲージリングは婚約指輪とも言われるこれから結婚をしようと約束をした相手に贈る指輪のことです。
結婚をすると左の薬指にシンプルなラウンド型のリングをはめますが、これはマリッジリング(結婚指輪)と言われる婚約指輪とは異なる種類のものです。
結婚をするときには一般的に婚約指輪と結婚指輪の二種類を贈ったり購入したりするものとなっており、それらは異なるタイミングで準備をし手渡すことになります。
まずこの二種類で最も大きな違いになるのが、結婚指輪は男女両方が使用するものであるのに対し、婚約指輪は女性のみがはめるものであるということです。
もともとエンゲージリング(婚約指輪)は男性側が結婚をするという契約を誓約するという意味で女性に渡すことで始まった風習で、最古の記録によると古代ローマ時代には存在していたようです。
日本においてはもともと指輪をするという文化が長らく存在していませんでしたが西欧文化が急激に流入してきた明治時代から少しずつ使われるようになり、一般市民もならうようになったのは戦後の今から約60年ほど前からです。
婚約指輪・結婚指輪の相場金額は?
シンプルなラウンド型が一般的な結婚指輪に対し、女性のみが使用する婚約指輪は見栄えのする大きな宝石が入ったものが多く使用されます。
中でも一番人気となっているのがダイヤモンドを使用したもので、純度が高く透明感の優れたダイヤモンドは永遠の愛を誓う象徴的存在となっています。
ブライダルジュエリーを専門に取り扱う宝石店は数多くありますが、それらは独自のルートで高品質のダイヤモンドを手に入れることができるようにしており、プラチナやゴールドを使ったリングにそれらをはめてデザインとして完成させます。
かつては婚約指輪といえば「給料の三ヶ月分」といった目安があったものですが、現在ではそうした縛りは特になくだいたい20~40万円くらいまでのレンジで製品が選ばれるようになっています。
かなり大きなカラットのものもありますが、使用しやすいシンプルなデザインならば10万円台~20万円台でかなりよいものが購入できるので各メーカーとも人気商品はそのレンジに置かれています。
一方の結婚指輪の方ですが単体で購入するということはなく必ずペアとして販売されているので2本で金額が提示されるようになっています。
こちらの価格もだいたい2本セットで20~40万円くらいが標準的なようですが、安いものなら数万円からも購入ができます。
基本的にはフルオーダーで作られます
婚約指輪の場合、製品は基本的にはフルオーダーとして作られます。
これは世界で一つだけの気持ちを示すものという縁起担ぎの意味があるものですが、一般的なブライダルジュエリーメーカーでこれから作りたいというふうに依頼をすれば適した手順で処理をしてくれます。
サプライズでプロポーズをしたいという時に困るのが相手の指のサイズで、不明のまま購入してしまってあとでサイズが合わなかったらどうしようという心配があります。
しかし結婚指輪は指輪が主役ですが婚約指輪の場合どちらかというと指輪部分よりもダイヤモンドを贈るということに意味があるので、あまり台座は気にしなくてもよいかもしれません。
プロポーズの時には仮止めリングとしてプレゼントし、OKをもらえたところで正式の台座付きのリングに作りなおすという方法がとれます。
メーカーによっては最初から台座のないダイヤモンドとして先に渡しておき、あとからオーダーで受け付けるという方法をとってくれることもあります。